円高と円安の意味
円高と円安はFX取引と密接な関係があります。
まずは円高と円安の意味について知っておく必要があるでしょう。
円高と円安をその言葉どおりの意味に捉えてしまうと、混乱してしまう可能性がありますので、具体的な例を挙げながら説明していきますね。
例えば、現在1ドル85円だったと仮定します。その翌日に1ドルが75円になりました。85円で購入していた1ドルが翌日には75円で購入できるようなりました。つまり、円の価値が上昇しドルが安く購入できるようになったので円高と言うわけです。
以上をまとめると、円高とは円の価値が高い状態、円安とは円の価値が低い状態という事になります。
円高と円安については理解できたと思いますが、なぜFX取引において円高と円安の関係を把握しておかなければならないのでしょうか?
ドルを安い時に購入して、ドルが高くなった時に売れば利益が出るという事は普通に考えれば、小学生でも分かります。しかし、購入したドルが購入時よりも安くなってしまったらどうなるでしょうか?
多くの方は損失が出るに決まっていると考えるでしょう。ところが、FX取引ではたとえ円高であっても利益を出す事が可能です。
その詳しい方法に関しては、また別の機会に解説しますので、ここでは円高と円安とはどういう状態なのかを確実に覚えておいてください。