ロスカットとマージンコールのリスク
FXは24時間いつでも取引を行う事ができる事からサラリーマンやOLを始めとする幅広い世代から人気がありますが、気をつけなければいけない点もいくつかあります。
特にロスカットとマージンコールに関しては充分な注意が必要です。
FXを始めるためにはFX専用口座に証拠金を預けなければいけないという事は前回説明した通りですが、FX取引で損失が発生し、取引に必要な証拠金が一定金額を下回ってしまうというケースがあります。その場合、FX業者から警告が来る場合があるのですが、この警告の事をマージンコールと呼んでいます。
マージンコールは日本語に翻訳すると、追加証拠金という意味になります。
証拠金が足りなくなる可能性があるので、追加するなり、ポジションを部分的に決済するなりして、損失に対応できるようにしておいてくださいねと警告してくれるFX取引における規則の事だと覚えておいて下さい。
FX業者によってこの一定金額の数値は異なる場合がありますが、概ね証拠金の50%になっている事がほとんどのようです。
そして、もう一つ気をつけなければいけないロスカットについて説明します。
ロスカットとは、FX取引をする者の証拠金の保持率が一定の割合以下になると、自動的に保有しているポジションが決済されるシステムの事です。強制ロスカットと呼ばれる事もあります。
レバレッジを利用した大きな取引が魅力のFXですが、レバレッジを高く設定しすぎる事によってロスカットされてしまうという人も少なくありません。
土日などの週末にFX取引をする人が市場の動向に注意を払わなかったため、為替相場に影響を与える出来事が起こり、急激に相場が変動し、証拠金すべての損失だけに止まらず、借金まで背負ってしまったという例も数多くあります。